白父さんの長い物語

 「わしのことは書いてくれないのか」と言われているようで、いつも気になっている猫さんがいます。先延ばしでしたが何だかこのままでは成仏してくれていない気がして今日こそ書きます。 
 白父さんは10年くらい前にまだ私が地域猫活動を始める以前E公園にふらりと現れました。白猫ですが薄汚れてよれよれの感じが中年を思わせカギしっぽのがに股、迫力あるダミ声でその頃公園下のベンチで餌をもらっていた猫たちが4~5匹いたのですがみんな恐れをなして歩道の植え込みなどに引っ込んでしまいました。暑いころでしたし傍ら車が通り、傍ら人が行きかう気の毒な状況でした。


 その後公園の上に上がり猫たちを制圧してボス的存在になったのになぜか道路を渡って行ってしまったのです。残念ながら手術をしていなかったのでそちらで白猫3匹が生まれたのはたぶん白父さんの子でしょう。その子たちは今E公園にいます。
 いよいよ個人で地域猫活動をしなければと決心して捕獲機を借りる段取りまでした時に、以前から地域猫活動をされているTさんから会長さんを紹介していただいたのです。早速来てくださった時いつもマンションのあたりでうろうろしていたレッサーパンダのような白猫がすぐ捕まりました。車を止めたところへひょっこり現れるという偶然。すると今度は白父さんがひょこひょこ道路を渡ってやってきたのです。予定になかったけれどこれもすぐ捕まえました。その日は6匹が次々に捕獲できて「こんなに簡単に捕獲できるなら早くすればよかった」と言ったのを覚えています。始める前はどうしたらいいか考えてばかりでしたので。
 結局その後も来ていただいて12匹、会長さんが道路の向こうにいた父さんの子たちを面倒見てくださって一段落できたのでした。
 そして白父さんはその後また公園に戻り、キジのお母さんが連れてきていた3匹の子猫のボス的存在になって親分風を吹かせながら平和に暮らしました。

CIMG0561 (1024x680)
面倒のいい父さんでした。今いるのは真ん中の茶トラだけ。

白父さんと茶トラ
その茶トラととうさん

CIMG8310_convert_20100322203512.jpg
一番いい写真


CIMG2784 (1024x768)
当時から口内トラブルがありその後すっかり歯が抜けて食べられるようになりました。

CIMG2789 (1024x768)
食欲はなかなかのもの。

CIMG9929.jpg
お昼寝

白猫3兄弟
3匹の子供たち。金ちゃん、オッド君、ルルちゃん。みんな健在。



 この3年くらいはまた道路を渡り歩道橋下でハウスを置いてもらってみんなに気にかけてもらって余生を送っていました。関わっていた人は知っているだけで7~8人。みんなよれよれの老後を心配してくださっていましたので幸せな猫でした。夜更けに車で餌をやりに来る方に出会ったことも有ります。
 さすがに初夏に痩せてきて6月に入ってあまり食べなくなり、人を避けるようになったので長くないと思っていました。きっとハウスの中で眠るように亡くなるだろうと想像していましたが6月28日の目撃を最後に姿を消しました。なんだか父さんらしくていい最期だったのではないでしょうか。未だに「あの猫はどうしましたか」と聞かれるのです。
父さん書いたから成仏してね。

P1220551.jpg
歩道橋下の優雅なハウス暮らし。この頃からはハウスをつぶしたり意地悪をする人がいなくてありがたかったです。

2015年2月 (1024x768)
最晩年
 
 
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

PAWS(ポウズ)管理者

Author:PAWS(ポウズ)管理者
2000年頃、個人からスタートした地域ネコ活動・里親活動をしているグループです。グループ名は「ポウズ」と読みます。猫さんに関わる日々の悲喜こもごもを記録します。

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク

いつでも里親募集中