見送ること

 だんだん猫たちを見送ることが多くなってきました。W公園でも2008年ごろは20匹以上いたのが今は13匹。新たに捨てられたりで増えた猫は3匹なので多くの猫が亡くなっています。いつの間にか姿を消す猫、交通事故、倒れていて発見される猫。
 姿を消す猫の中には突然の場合と「最近食べなくなった」と言っているうちに見えなくなる自然死と思われるのと何があったのかわからないままのがあります。
最近3匹の猫を見送りました。
 黒じいさん。あまり食べなくなったとはいえ痩せていたわけでもなく急にいなくなりました。あっけない別れです。年齢的には不足はありませんが。
 印象に残る別れをしたのが鼻水黒ちゃんとかすみちゃんです。

若かりし頃
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くろちゃん (1024x768)

晩年の黒ちゃんはいつも鼻がグスグス
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 鼻水黒ちゃんはその名の通りいつも青っ洟を垂らしてくしゃみをしていました。こちらも高齢で背中が丸くなって、歩く姿もひょこひょこしていて「あー年を取ったな」と感じ、みんなが「食べなくなった」とあれこれ餌に工夫をして食べさせていました。当番でW公園に行った火曜日の夕方、公園南側の7匹が全部姿を見せず、子供が2~3人おもちゃの銃を持って藪に入ったり走り回っているので、怖くて隠れてしまったのだろうと先に北側へまわり、最後に藤棚で5匹の猫たちに餌をやっていると餌やりさんのUさんが来られました。毎日ではないけれど去年から車でわざわざ遠くから午前中に来ていらっしゃる方です。「今日は黒ちゃんがふらふらだったので心配だからまた来ました」ということでした。すると若い女性が最初は南側から北へ、そして北から南へ何かあわてた様子で走るのがみえました。
 しばらくすると私たちのほうへ走ってこられて「猫が倒れています」と。犬と散歩をしていたら目の前を猫がふらふら歩いていて倒れてしまったので誰かに知らせたくて家へ帰って貼り紙を作って持ってきたところ私たちに目をとめられたようです。
 「どんな猫ですか」「黒です」という事ですぐ駆けつけると茂みの下に黒ちゃんが横たわって静かに息をしていました。よくよくお礼を言うと安心して女性は帰られました。本当にやさしい方です。
 さて黒ちゃんをどうするか。メンバーに電話をしてもメールをしても出る人が無い。Uさんは病院へ連れて行きたい。でももうあと幾ばくも無い命で動かすほうが迷惑なのではと思いました。以前具合が悪かった猫をフラフラの状態で発見し看取るつもりで家に連れ帰ってダンボールに寝かしたけれど猫は何とか箱から這い出そうとするのです。猫にしてみれば自分の気に入った場所で死を迎えたかったのでしょう。はたして病院へ連れて行ったり家に連れ帰るのがいいことかどうか。
 結局この日私は出張から帰る夫に夕飯を出し、また次の出張へ送り出すという予定が入っていてどうにもならず、Uさんが他のメンバーが来るまでいてくださることになりました。メンバー二人は相次いで様子を見に来て場所を確認して餌やりに行きました。
 夕飯が済んでUさんに電話をするとまだ見守っていてくださったので私が交代することにしました。7時ごろ行ってみるともう息をしてはしばらく休みまた浅い息をしては休みという状態でした。夕方餌を食べていなかったシャム男とかすみちゃんにまず食べさせようと探しに行くと、シャム男はいつもの空気抗の庇の下でかあさん(実母)と寝ていましたので、餌をやり、かすみちゃんを探しに藤棚に行くとかすみちゃんはおらず3匹の猫が静かにいるだけでした。こちらも高齢猫で心配でしたがシャム男のところに戻ると姿が無く、残った餌を片付け黒ちゃんのところへ行くとそこにシャム男がいたのです。白くぼんやり浮かび上がる猫にびっくりしてライトで照らすと逃げもせず静かに黒ちゃんの側に座っているので私もしばらくじっとしていました。そのうちカサッコソッと枯葉を踏む音がして静かにシャム男は離れて行きました。黒ちゃんを触ってみるともう息をしていませんでした。シャム男は生まれつき体が不自由で動きがギクシャクしていて、そのせいかいつも母さんにくっついていてマザコン猫だと思っていましたが彼を見る目が変わりました。彼が看取ってくれたのです。猫の不思議をまた感じさせられる出来事でした。
 翌日黒ちゃんを埋葬し、女性へお礼の手紙を置きました。みんなで「今回はいい見送りが出来て良かった」と安堵しました。
 しかしこれが雨が降っていたり、子供たちが走り回っていたらどうだったか。黒ちゃんやかすみちゃんは子供たちに追いかけられたりしていなかったか。

 猫を追い回す子供たちがいていつも心配です。そういう行動が人間への虐待などに発展する事件が多いのも事実です。いろいろ課題はあります。
シャム男
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かあさんと
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仲良しだったのですね
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2000年頃、個人からスタートした地域ネコ活動・里親活動をしているグループです。グループ名は「ポウズ」と読みます。猫さんに関わる日々の悲喜こもごもを記録します。

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