なぜかパンダの捕獲

 かねてより捕獲予定だったO社の東南角に出没するようになった子猫をついに捕獲することになりました。
ここには2匹子猫がいて、一匹がキジ白、もう一匹がパンダ。さらに母猫もいるらしい。子猫は3~4か月だったのが大分大きくなってそろそろ捕獲しようという事になり市の不妊手術代補助券の期限ぎりぎりが先週火曜日でした。

子パンダ。いつも遠くからこちらを伺っている。
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白っぽいキジ白。冒険家。
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気になる気になる。
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 行ってみるとキジ白がすでにフェンスの外へ出てきていてグッドタイミング。ここを餌場にしている黒猫のジジが一緒だったのでまずはちょっと離れたところでジジに餌をやり、食べている間に捕獲器の用意をしていたら、いつの間にか2匹ともいなくなった。餌も残ったまま。原因はO社西南の角にいる甘えん坊黒がやってきて荒したということ。餌で釣って元へ戻そうが、抱いて戻そうがすぐにやってきて、最初は餌が目当てかと思いきや、お腹いっぱいになるとせっかく出て来たキジ白が捕獲器に入ろうとするところを襲って楽しんでいる様子。これはもう無理という事になり、次回は3人体制で、甘えん坊を捕まえておく人、捕獲器を仕掛ける人、車を出す人という役割分担が出来ました。
 
 さて甘えん坊が鳴いているところを通り過ぎ現場へ到着すると、待っていたのはパンダの方でした。こちらはとても引っ込み思案で、フェンスの外に出たところを見たことがありません。餌を食べるのはいつもキジ白で、奥のほうからこちらをうかがっていただけのパンダ。それがフェンスの中で待っていたのです。
 ダメもとで捕獲器を用意して見守っていると、イワシの焼いた匂いに中で右往左往していますが出方がわからないのか徒労に終わっています。キジ白もジジもO社との境から隣の会社へ移り、そこから歩道へ出てくるのでまだ出たことが無いパンダは道がわからないのでしょう。そのうちこまつくんが観客に加わりました。彼も出てくること様子がありません。

 ところがびっくり、初めてパンダがフェンスの下をくぐって出て来たのです。下をくぐれるんだ。捕獲器の入り口がわかるまでかなりかかりましたが見事成功。キジ白より難しいパンダが先に捕まってめでたし。

 とってもおとなしくて、かわいい声で鳴く。狂暴DNAは入っていないらしい。
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しっぽが半分。
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シャム男!!!

 翌日行ってみると姿が無くて、ハウスも入った形跡がなく探しました。元の雨水溝というか桝ですね、ここも出入り口と思われる穴をふさいであるのでまさかと思いましたが呼んでみました。隣の桝もしたの桝も。かあさんがいたので聞いてみても返事無し。

 驚愕の事実が知らされました。夜餌やりに行ったTさんがクッキーという黒猫がシャム男がいた雨水桝を覗いて匂いを嗅いでいるのに気が付いたそうです。声をかけると中からシャム男の声が・・・・・どうして戻れたのか、どこから入れたのかわかりませんが、これが事実。みんなびっくり仰天です。

 翌日からなるべく昼間に一度安否確認と餌やり、夜にまた餌やりという体制になりました。

 中に降りるには重たい鉄の蓋を持ち上げなくてはなりません。一人の時は無理なのでずらして開いたところからマジックハンドで水や餌を下すという方法でやっています。シャム男も機嫌よく毎日出てきています。

 一生懸命救出したけれど足元が危ない目の悪いシャム男にとっては穴の中が一番安全で安心なところだったという事です。出入り口がどこにあるのかは不明ですが現実を受け入れるしかありません。雨の時が一番心配です。まだ大雨は降っていませんが、どこかでしのいでいるのか上から見た限りでは濡れたり汚れたりしていないのでこのままいくことになりそうです。不運なことが起こってもそれは仕方ないことなのです。

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この日はかあさんがしきりに鳴いてシャム男を呼んでいました。穴のところまで来て様子を見ては鳴き、シャム男も返事を返していました。
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気になるかあさん。

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シャム男くんがんばれ

 翌日の昼過ぎに行ってみました。すると以外にもすぐ会えたのです。昨日最後に見た駐車場でいる口の日側で日向ぼっこをするように座っていました。声をかけると餌をもらえると思ったか近づいてきて穏やかな表情です。ホッとして餌と水を置いてやるとすぐに食べ始め官食。食べている間に反対側へまわり場うすの様子を見ると中に入った様子がありません。昨日は中を覗いていたのに気に入らなかったか。多分いつもと様子が違う事は受け入れられないのでしょう。

いてくれてありがとう。いつものシャム男になっています。
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ご飯を食べたので移動。
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この後また梁をよろよろしながら西へ渡ろうとして不安だったのか戻ってきて南へ消えました。
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ここに落ち着いてくれればちょっと安心なので、梁へ出ないように小枝で道をふさぎました。

シャム男くんの保護

 翌日ボランティアで友人Hさんに車を出していただいて近所の動物病院へ。先生方は野良猫がこんなに長生きできてきれいであることにびっくりされていました。とりあえず虫駆除だけお願いすることにしました。残念ながらお腹の虫の薬が無くてノミダニ駆除の薬をケージの外から長い注射器のようなもので首の後ろに上手に付けてくださいました。目は片方が白くなっていて、瞳孔が開いているという事でしたので見えていないようです。
 結局今後のことの相談を兼ねて行ったのですが、結論は出ず。メンバーはそのまま公園に戻すという意見でしたが、車を止めてどうしようどうしようとHさんと散々悩み、もうちょっと様子を見てからという事で連れて帰りました。翌日が雨という予報も出ていたので。またおとなしい子なので、Hさんが「短期なら預かるわよ」と言ってくださったのです。

 家に帰ってから様子を見ていると緊張しているなとは思っていました。函を作っていたのが、座ったままでじっとしているのです。
 そして汚れた新聞紙を替えて餌を入れてやろうとした時、突然攻撃してきました。唸る、叩く、飛び掛かると今までのシャム男くんからは想像でき無い姿です。目も吊り上ったように見えました。翌日になっても様子は変わりません。狂暴なDNAに慣れている私もびっくり。
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この時はまだおとなしかった。

  これは元へ戻りたいのだろう、この様子では生きていくのが大変なのが明らかだけれど彼はいつもの場所でかあさんがいるところがいいのだろうということになり翌日公園に戻しました。
 足元がふらついて、目もよく見えなくてどうなるのだろうとみんなで心配しました。ケージを屋根が少しついていて下にムギワラが敷いてあるいつもの休憩場所、かあさんもよくそこにいるところに置いたのですがかなり長い間出なかったです。
 やっと歩き出しふらふらしながら向かうところは地下駐車場の出入り口の向こうの良く日向ぼっこをしていたところでした。そこへ行くには迂回路はあるけれどいつも近道のコンクリートの梁の上を行くのです。はたして狭い梁の上を歩き始めました。息をのんで見守っていると本当に落ちかかり「きやー」と思わず悲鳴が。
 しかしやっとのことで渡り切り反対側にたどりつきました。放さなければよかったか。後悔の念と仕方ないのだという諦めと。
 最近はハウスを置かないことになっていたのですが、「高齢猫の家」「地域猫活動」と貼ったハウスを屋根下と駐車場出口東側に置いて祈る気持ちで帰りました。

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ハウスを置いて戸を開けても様子がつかめないのか出ようとしません。

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いつもの場所へ向かうシャム男

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迷っているのか

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やっと渡り切って安堵。

こうなると寝ても覚めてもシャム男君のことが気になりました。

シャム男くんの救出 ②

 溝から出すにはまず思い蓋を開けなくてはなりません。とりあえず鉄格子に針金を使って紐を通して取っ手を数か所作りました。夜、主人やメンバーと一緒に開けようとしても長年動かしていない格子に草の根や土が絡まってなかなか持ち上がらず、それでもバールなどで隙間から力を加えやっと開けることが出来ました。
 中は深さは1メートルぐらいで縦横は60センチぐらいでしょうか。四方に雨水が流れてくる、又流れ落ちる穴が開いていて、北側の穴にシャム男はいるようです。名前を呼ぶと返事は良くします。
 何とか穴に下りて餌を置いて待つと横穴から出てきて餌を食べました。水も良く飲むので入れてやりその夜は引き揚げました。

 どうしたら外へ出すことが出来るかが問題でした。捕獲器はとても入りません。
以前かすみちゃんという老描を穴から救出した時お世話をしてくださった方が考えた爪とぎを連結して作ったスロープを試すことにしました。1メートルぐらいに繋げた爪とぎに楊枝を刺して竹輪の切ったのをひっかけ、それに誘導されて登って外に出るという仕組みです。これでこれまでかすみちゃんをはじめ2匹の猫を救出しました。
 試してみましたがシャム男くんは足腰が弱っていて登れませんでした。そして彼は竹輪が嫌いだったのです。
 夜昼考えた末、保護ケージなら入るのではと思いつきました。しかし穴が狭くて戸を開けて北側の穴の前に置けば戸を閉めることはできません。そこで中に入ったら、いつも捕獲器からの移動に使っている柵を落として出口をふさぐことにしました。
 3日目に一人で挑戦しましたが、柵が壁に引っかかり下まで降りず隙間からシャム男は逃げてしまいました。シャム男もショックだったでしょう。私もショックで落ち込みました。捕獲の鉄則は「失敗しない」です。怖い思いをしたら当分同じ条件では捕まえられません。
 しかしシャム男はちょっと抜けているところがあるというのがメンバーの意見で再挑戦をすることにしました。翌日実験するとさすがにびくびくしていて警戒はしていてもちゃんとケージに入って餌を食べました。その日は捕獲器を置かず、4日目に捕獲器を入れたまま一日おいて6日目に3人がかりで取りかかることにしました。
 まず柵は前回引っかかったと思われる横棒を短くカットしスムースに落ちるのを確認。更にどうしても及び腰でお尻としっぽが中に入らないので餌のいわしとかつお棒はケージの一番奥に縛り付けちょっと棒でお尻を叩くという作戦で行くことになりました。みんなドキドキ。
 結果はお尻を叩かなくてもうまく中に入って柵を落とすことが出来ました。

 よかったよかった!とみんなで喜びあいとりあえず家に連れて帰り、翌日動物病院で診ていただくことになりました。

横穴から出てきて食べる。
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歩き回って一度南の穴に消えた。
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何時の間にかあさんが来て見守っていた。
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やっぱり気になるかあさん。中にシャム男がいるのがわかるのか。

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プロフィール

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2000年頃、個人からスタートした地域ネコ活動・里親活動をしているグループです。グループ名は「ポウズ」と読みます。猫さんに関わる日々の悲喜こもごもを記録します。

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